港湾

釣行ログ:出張のついでに、サビキ

NX仙台港パークで2時間のサビキ釣り。コノシロ、小アジ、小イワシ。おかずになる量は釣れました。コノシロの体表が緑っぽく見えたのが気になって、あとから調べています。

状況

  • 日時: 2026年8月25日 15時40分頃から17時40分頃まで
  • 場所: NX仙台港パーク(仙台市宮城野区)
  • 釣り方: サビキ

出張のついでに、2時間だけ竿を出しました。いつもの河川のナイトゲームとは何もかも違います。

入ったのは仙台港中央公園、いまの名前でNX仙台港パークです。宮城県の公園で、仙台市の観光情報によれば入園は無料、開いているのは7時から18時まで。園内の「海の広場」で釣りができます。

この開園時間が、そのまま釣りの制約になります。この日の仙台の日の入りは18時17分でした(公園の緯度経度から計算した値)。閉園のほうが日没より早いので、夕まずめまで粘ることはできません。この日も17時40分で切り上げています。

釣れたのはコノシロ、小アジ、小イワシ。おかずになるくらいの量は釣れました。

クーラーボックスの氷の上に並べたコノシロ、小アジ、小イワシ

この日の天気(あとから調べたもの)

気象庁の1時間ごとの値で確認しました。以下は仙台管区気象台の観測値です。仙台港からは内陸に離れているので目安になります。

時刻天気気温湿度風向・風速
15時雷電35.1 ℃44 %西 5.2 m/s
16時晴れ34.3 ℃51 %西北西 5.9 m/s
17時晴れ33.2 ℃54 %西 2.7 m/s

この日の最高気温は37.1 ℃でした。竿を出していた2時間も、33 ℃を下回っていません。暑かったのは記憶のとおりでした。

もうひとつ、記録を見て気づいたことがあります。14時40分から15時10分にかけて雷電が観測され、15時01分から15時12分にかけて雨が降っています。私が始めた15時40分の、30分ほど前です。通り雨と雷が抜けた直後に入ったことになります。現場では、そういう認識がありませんでした。

コノシロが緑っぽかった(調べたこと)

気になったのは体の色です。背中側が、思っていたより緑がかって見えました。水や光の加減かと思って調べたのですが、そもそも図鑑の記述が資料によって割れていました。

資料背側の色の書き方
東京都島しょ農林水産総合センター灰青色
浦安水辺の生き物図鑑(『改訂新版 世界大百科事典』からの引用)青藍色
ウィキペディア青緑色

灰青、青藍、青緑。同じ魚の同じ場所の話です。

つまり、緑っぽく見えたことは特別ではありませんでした。「青緑色」と書いている資料があります。環境で変わったのかどうかは、私には分かりません。比べる相手がいないからです。同じ日に別の場所で釣ったコノシロがあれば話は別ですが、そういう釣り方はしていません。

なお、体の上半分のウロコには黒点が点線状に並び、エラブタの後ろに大きな黒点がひとつあります。黒点が列をなしているのは、写真でも見えます。

仙台は、分布の北の端あたりです

調べていて、もうひとつ気づいたことがあります。

東京都の解説には、コノシロの分布が松島湾以南の太平洋沿岸と書かれています。市場魚貝類図鑑はもう少し北まで挙げていて、北海道積丹半島南部から津軽海峡東部、青森県八戸、岩手県大槌町、大船渡湾としています。

資料で北限の書き方は違いますが、どちらにしても仙台湾は北の端に近いということになります。茨城で普通に見る魚が、ここでは端に来ている。それを知らずに釣っていました。

サイトのコノシロの記事では、この魚が大規模な回遊をせず、もともとその内湾にいる魚だと書きました。分布の端では、その「もともといる」がどこまで成り立つのかは、調べても分かりませんでした。

泳がせ釣りもやってみた

釣れたコノシロのうち、10 cmくらいのものを1匹使って、泳がせ釣りを20分ほどやりました。

結果は何もかからず。閉園時間が来て、そこで時間切れです。もう少し粘れたら、と思う場面でした。

南蛮漬けにしました

小骨が多いので、南蛮漬けにしました。

ウィキペディアによれば、南蛮漬けは揚げた魚に、ネギや唐辛子の入った甘酢を絡めた料理です。酢に漬け込む料理というより、揚げてから和えるものになります。長く漬け込めば骨まで食べられるとも書かれていて、小骨の多い魚を家で食べるにはちょうどいい方法でした。

もとは南蛮諸国の「エスカベシュ」という、揚げた小魚を酢漬けにしたタパスだそうです。それが南蛮貿易で九州に伝わって全国に広まった、という説明でした。

小アジと小イワシも一緒にしました。仕上がってしまうと、3種の区別はつきませんでした。

釣行としては

2時間で、狙って何かをしたわけではありません。サビキを落として、上がってきたものを持ち帰っただけです。

それでも、普段やらない釣りをすると、普段見ない魚が並びます。氷の上に3種類乗っているのを見て、河川で1本を追いかけているときとは違う楽しさがありました。

サビキ釣りのために遠征する、という話はあまり聞きません。近所でやるものという扱いだと思います。ただ、釣れる魚の顔ぶれは地域で変わります。今回のコノシロがまさにそれで、茨城では普通に見る魚が、仙台湾では分布の端に来ていました。そう考えると、サビキで遠征するのも面白いのではないかと思いました。

参考

釣行のオトモ

Bloc Party『A Weekend in the City』