河川

釣行ログ:上げ潮の明暗、シンペンのドリフトで出た1本

橋の明暗部を狙ったナイトゲーム。ほぼ巻かないドリフトで暗部にシンキングペンシルを流し込み、ターンの瞬間にバイト。状況と組み立てを再現できる形で記録します。

ナイトゲーム入門で書いた「明るい側に投げて、暗い側へ流し込む」を、そのまま実践した釣行の記録です。あの記事の内容から一歩進んで、シンキングペンシルのほぼ巻かないドリフトで獲った1本なので、入門の次のステップの実例として読んでもらえたらと思います。

明暗部で出たシーバス。ルアーはほぼ丸呑みだった

状況

  • 日時: 2026年7月17日 20時頃(中潮)
  • 場所: 河川中流域の橋まわりの明暗
  • 流れ: 上げ。橋に向かって流れている状況
  • 立ち位置: 橋の近くの明るい側

潮汐表の上では大洗はすでに満潮前後の時間帯でしたが、河口から離れた河川では潮の到達が遅れるため、現場ではまだ上げの流れがしっかり効いていました。この「潮汐表とのズレ」は釣り場ごとにだいたい一定なので、覚えておくと時合いの読みに使えます(潮見アプリの「時間遅れ」はこのための機能です)。

狙いは第1明暗部。橋の照明が水面に作る明暗のうち、流れの上流側(ルアーが最初に差し掛かる側)の境界のことです。今回の立ち位置から橋の下の暗部までは距離がありました。

組み立てと、食わせの瞬間

立ち位置から少し下流側にキャストし、あとは流れ任せのドリフトで暗部へルアーを送り込みます。リールはラインスラックを取る程度に巻くだけで、それ以外はラインテンションをたまに微調整するのみ。ほぼ巻いていません。レンジは40cmほど。橋の明かりは水面に斜めに差し込んでいて、明暗の境界がはっきり見える状況でした。

イメージしていたのは、暗部の中で上流に頭を向けて待ち構えているシーバスです。流れてくるベイトを、暗がりから見上げている魚。そこへ「流されてきた弱いベイト」としてルアーを届けます。

ルアーが暗部に差し掛かったところで、リールに巻きを入れてルアーをターンさせました。それまで流れに任せて漂っていたものが、急に向きを変えて逃げる——その瞬間にバイト。ルアーはほぼ丸呑みでした。レンジとコースが合っているときのバイトは、こういう深さになります。

フックはがっちり口の中。レンジとコースが合った証拠
フックはがっちり口の中。レンジとコースが合った証拠

入門記事に書いた「U字のターンの頂点を魚の目の前に持ってくる」を、流れと立ち位置ではなくリールワークで意図的に起こした形です。自然に流れ込むだけでも食うときは食いますが、「ここで食わせたい」という位置でターンを入れられると、バイトのタイミングを自分で作れます。

使ったルアー

アピア パンチライン マッスル(シンキングペンシル / 80mm / 16g / レッドヘッド)

動きのイメージは「尻振り+微S字」。ゆっくり引くとテールを振りながらわずかに蛇行し、フォールではローリングしながら沈みます。ドリフト主体の釣りでは、この「派手すぎない自発的な動き」がちょうどよく、流れに乗せているだけで弱ったベイトを演出してくれます。水中での動きが分かりやすい動画があったので、参考に貼っておきます。

この釣行の学び

  • 明→暗へ流し込む原則は、距離があっても成立する。暗部まで届かない立ち位置でも、流れを使えばルアーは届く
  • 「巻かない」ことが仕事。シンペンのドリフトでは、リールを巻くのはスラック処理とターンのきっかけ作りのときだけ
  • ターンは食わせの引き金になる。どこでターンさせるかを決めてから流し始めると、釣りが逃げなくなる

なお、シンキングペンシルのドリフトは、手元に伝わる感触が乏しく「何をしているか分からない」時間が長いので、入門記事のフローティングミノーの釣りに慣れてからのほうが取り組みやすいと思います。最初の1本というより、2本目・3本目を安定させたい人向けの釣り方かもしれません。

釣行の際はライフジャケットを着用し、立入禁止区域・地域のルールを必ず守ってください。