潮の高さを式で書く:平衡潮汐論と、シミュレーターの中身
潮汐シミュレーターは、月と太陽の位置から潮位カーブを組み立てています。この記事では、その裏側で何を計算しているのかを最後まで開きます。 数式が出てきますが、飛ばしても筋は追えるよう …
潮や月のしくみを解説する記事と、公開データで確かめた記事、そして自作ツールの紹介をまとめています。上から順に読むと理屈から実データへ進みます。
ここに置いている記事は、気象庁の潮位表、特許庁の公報、論文といった一次資料に当たって書いています。他の記事を引用しただけの情報は根拠にしません。
数字を出すときは、どこから取った数字かを本文中のリンクで示します。自分で計算した数字は、計算の手順も一緒に書きます。
確かめられなかったことは、確かめられなかったと書きます。よく言われているのに根拠を見つけられなかった話も、そのまま残しています。
潮汐シミュレーターは、月と太陽の位置から潮位カーブを組み立てています。この記事では、その裏側で何を計算しているのかを最後まで開きます。 数式が出てきますが、飛ばしても筋は追えるよう …
夏のあいだ潮見表を眺めていて、気になっていたことがあります。大潮なのに、1日に1回しか大きく動かないのです。上げて下げて、それで終わり。 ところが秋の潮見表を見ると、同じ大潮でも1 …
汽水の川で釣りをしていると、同じ場所でも日によって水がまるで違います。上げ潮で海の匂いがする日と、雨のあとで完全に川になっている日があります。
潮見表を見ていると、たまに気になります。月と太陽で潮が動くなら、金星や木星は効かないのか。 公開されている定数を使って、自分で計算した記事です。使った値の出どころは末尾に全部書きま …
干満差ランキングで239地点を測ったとき、有明海と日本海側で18倍の差が出ました。そのとき理由を「共振」と書きましたが、言葉で書いただけで、計算はしていませんでした。 この記事はそ …
「このルアーは良く釣れる」という話をよく聞きます。自分でも言います。 でも、ふと疑問が浮かんできます。それは何と比べて、どう数えた結果なのか。 「Aで10匹釣れた、Bで3匹だった。 …
1985年に、北海道大学水産学部の研究者が、この記事で扱う問題をすでに書いていました。 ルアーの振動を計測した論文の冒頭です。ルアーの分類はその目的・運動・形態の違いから商品として …
ウォブリングとローリングの違い:ルアーを2種類には分けられなかったで、実際のルアーではウォブリングとローリングが同時に起きていて、その割合が連続的に変わるため、振動の形を区別して観 …
ルアーの動きシミュレーターの中身です。 結論を先に書きます。振動周波数は実測に近い値が出ました。振れ角は、実測の1桁下しか出ませんでした。この記事の後半は、なぜ足りないのかの話です …
シンキングペンシルには、こう言われる特徴があります。 低層を引けるものは珍しく、引くと浮き上がって表層から中層あたりを通ることが多い。 沈むと書いてあるのに、引くと浮く。名前と挙動 …
ランカーを狙うなら大きいルアーを投げろ。よく聞く話です。 確かめられているのかを調べました。結論から書くと、条件をそろえた実験があり、通説は半分だけ当たっていました。
白いアメリカザリガニが岡山市の用水路で見つかった、というニュースを読みました。山陽新聞デジタルの記事です。5歳の子が父親との散歩中に見つけて捕まえ、科学館に寄贈した。同じ市内では6 …
色を替えたら釣れた。よくある経験です。私にもあります。 このとき、頭の中ではこう処理されています。替えたから釣れた。だからこの色は効く。 ここに落とし穴があります。色を替えるとき、 …
水中カラーシミュレーターを作って、自分で驚いたことがあります。沿岸の水では、3 m離れただけで光が1割しか残りません。 光が水を通る長さ 緑(550 nm)が残る割合 1 m …
水中カラーシミュレーターには、「魚にどう見えるか」を出す機能がありません。できない理由を3つ挙げて、そこで線を引いています。 理由のひとつがシーバスの錐体のλmaxが分からないこと …
サンゴ礁の魚は派手です。青と黄色、白と黒の縞。あんなに目立って、なぜ食べられないのか。 素人考えでは、目立つほど捕食者に見つかりやすいはずです。この直感は、外れていました。
ここまでカラーについて6本書いてきました。そのどれも、「この色が釣れる」とは書いていません。確かめる手段がないからです。 では何も選べないのか。そうではありませんでした。
色が消える距離で、魚は何を頼りに餌を見つけているのかで、光が届かない距離では側線と嗅覚が残る、と書きました。その嗅覚を調べます。 知りたかったのは、魚が何を感じ取って行動を変えてい …
ウォブリングはスレやすい。ローリングはスレにくい。シンキングペンシルはスレにくい。 釣り場でよく聞く話です。確かめられているのかを調べました。 調べて書いた記事です。読んだのは査読 …
バラした直後から、そのポイントで釣れなくなる。釣り人の間でよく聞く話です。バレた魚が仲間にルアーのことを教えに行った、という冗談もあります。 これが起きる仕組みがあるのかを調べまし …
飛跡シミュレーターの中身の解説です。投げたルアーが空中でどう減速し、なぜその距離で落ちるのかを、式を立てて追いかけます。 この記事は調べて書いたものです。流体力学の教科書的な値と、 …
遠投は正義。ルアーの説明文には飛距離がまず書かれ、重心移動システムなどもそのためにあります。 では、飛距離は釣果にどれだけ効くのか。 直接調べた研究は見つけられませんでした。そこで …
この記事について 2026年9月11日の釣行で、手持ちのルアー25本の飛距離を実際に測りました。その方法と、やってみて分かった注意点をまとめています。測定は自分でやったもので、リー …
この記事について 実測は自分でやったもの、メーカーの公表値と測定条件は調べたものです。差を作りうる要因の見積もりは、飛跡シミュレーターで筆者が計算しました。参考にしたページは最後に …
この記事について 実測も計算も自分でやったものです。2026年9月11日と9月18日の2回の釣行で、同じ河川の中流域、同じタックルで測りました。公称飛距離だけがメーカーの公表値です …
人工衛星サイレントアサシンの解答例です。自分で探したい方は、先にあちらを触ってください。 前にルアーが飛ぶ距離を式で書くという記事で、26 gのルアーが60 mあまり飛ぶ話を書きま …
前に重心移動システムを調べた記事を書いていたとき、小規模メーカーが機構に触れないのは2つの理由だろうと考えていました。大手が特許で囲い込んでいるからと、アイデアが出尽くしていて新し …
重心移動の特許を調べた記事で、重心移動システムの原典が1986年出願の実用新案だったことを確認しました。内部の機構は、権利で守ることができます。 では、それ以外はどうでしょうか。見 …
釣具店でミノーの棚を見ると、形も大きさも似たようなものが、100円台から数千円まで並んでいます。ハンドメイドのコーナーまで行けば1万円を超えるものもあります。なんとなく「高い商品の …
釣具店にいると時間を忘れます。棚を眺めているだけで楽しい。ただ、ここ最近その楽しさが素直でなくなってきました。この棚に並んでいるルアーのいくらかは、いずれ水の中に置き去りにされると …
ナイトゲーム入門で、常夜灯の明暗を釣る話を書きました。明るい側に投げて暗い側へ流す。魚は暗い側から明るい側を見上げている。 書いたあとで気づいたことがあります。明るさの量を、私は一 …
河川で釣っていると、ふっと匂いがすることがあります。その直後に釣れることがある、という話は釣り人の間でも聞きます。 この記事は、自分の経験を出発点にして、公開されているデータで裏を …
橋の明暗についてはナイトゲーム入門で書きましたが、扱ったのは光と流れだけです。橋脚そのものが水に何をしているかは書いていませんでした。 水の中に太い柱が立っていれば、後ろに渦ができ …
潮見アプリを作るために、気象庁が公開している全国239地点の年間潮位データを手元に置いています。ふと「これ、全地点を同じ基準で比べたらどうなるんだろう」と思って計算してみたら、想像 …
ナイトゲーム入門の記事で、「時合いは時計ではなく潮で決まる」「潮止まりは反応が薄く、潮が動き出すと急にバイトが出る」という話をしました。今回はこれを一歩進めて、気象庁が公開している …
潮見表は毎回見ます。では、あの数字はどれくらい当たるのでしょうか。 気象庁は潮位の観測値と、潮位表の予測値との差を「潮位偏差」として公開しています。その10年ぶんを取ってきて、自分 …
湾の形が潮差を決めるで、湾が潮汐を増幅することを計算しました。では、気象による水位の乱れも増幅されるのでしょうか。 確かめられます。気象庁の潮位偏差を、湾の奥と外洋の2地点で同じ期 …
2つの通説があります。 80センチを超えるようなランカーサイズは、持ち帰っても美味しくない そこまで大きくなれる遺伝子を子孫に残すために、リリースしたほうがいい どちらも確かめられ …
水中カラーシミュレーターを作りました。水を通ったあと、ルアーの色がどれだけ残るかを計算するものです。 この記事では、シミュレーターが何を計算しているのかを順を追って説明します。あわ …
先日の記事「潮汐データで時合いを予測する」で、潮位の変化速度(cm/h)を計算して「潮が動く時間帯」を割り出す方法を紹介しました。あの記事ではPythonスクリプトを配布する形でし …
時合カレンダーを公開しました。釣行日を選ぶときに見る条件を1枚に並べたものです。 潮の動き(その夜の潮位変化速度の最大値) 潮回り(大潮・中潮・小潮など) 月明かりのない時間 日没 …
月明かりカレンダーを公開しました。全国239地点について、夜のどの時間帯にどれだけ月明かりがあるかを計算するツールです。 きっかけは単純で、月齢だけを見ても夜の明るさは分からないと …
星見アプリを公開しました。この記事は、アプリを作るために論文を読んで調べたことと、アプリで計算した結果をまとめたものです。釣りとは直接関係しません。 夜の釣り場では、空を見上げる時 …
この記事の前半は自分が見たこと、「調べたこと」の節は帰ってから調べたものです。 仙台への出張のついでに、仙台うみの杜水族館へ行ってきました。スズキとボラのいる水槽があり、シーバスを …